恋愛学者が考える日本の晩婚化の原因7つ

老夫婦の結婚式

どうも、三浦直人です。
はじめて「恋愛学者」と名乗ってみました(汗)
もうかれこれ15年くらい恋愛学を勉強してるので、そろそろ名乗ってもいいかなと…。

さて今回のテーマは「晩婚」です。
すでに多くの先進国を悩ませているこの問題…。

その諸悪の根源となっている出来事を「恋愛学の観点」からまとめてみたいと思います。
もちろん僕ですから「女性の社会進出が…」とか、ありきたりなことは言いませんのでご安心を…。

【1】メディアの普及しすぎ

脳は常に「過去との比較」で様々な感情をアウトプットしています。
「感情」は心の底から湧いて出たもののような感じますが、そうではないのです。

その証拠に時代・地域ごとに「美人とされる女性の顔」も変化します。
「美の意識」も常にアップデートされているからです。

メディア(最近では主にスマホ)に費やす時間が多くなると、どうしても美男美女ばかりを目にすることになります。
そうなると自然と美の基準が上がるので、リアル世界にいる人達が非魅力的に見えるようになりす。

9割以上の人がいとも簡単に結婚していた1960代には、日本の家庭にテレビは殆どありませんでした。
雑誌もそれほど身近ではなく、男女共に芸能人並みに魅力的な人を見る機会が殆どなかったのです。
だから皆、目の前の異性が輝いて見えたのでしょう。

【2】ドラマ・映画の見すぎ

ドラマや映画も「メディア」の中に含まれると思いますが、特に良くないので別で書いておきます。

ドラマや映画の中には、普段の生活では滅多にお目にかかれないような、とんでもない美男美女が、とんでもない形で登場します。
たとえば、自宅に新垣結衣みたいな家政婦が来るとか、会社に木村拓哉みたいな上司がいるとか、もうツチノコに遭遇するぐらいのことが起こります。

またその新垣結衣や木村拓哉と恋愛関係になるとか、同棲しちゃったり、XXXしちゃったりするとか、もうツチノコと同棲するぐらいの確率のことがフツーに起こります。

「は?ドラマの話でしょ?」誰もがそう嘲笑すると思いますが、それらのシーンは確実にあなたの恋愛観に刷り込まれ、まだ見ぬ異性を評価する対象として脳の奥深いところに蓄積されます。

それを物語るのが、世界の合計特殊出生率(1人の女性が生涯で出産する子供の数)のランキングです。
トップ3の国々(1位 ニジェール、2位 ソマリア、3位 コンゴ民主共和国)では、ドラマや映画は殆ど見られていません。

彼等にとって、集落1の美男美女は、新垣結衣や木村拓哉並に見えていることでしょう。
だって、それ以上に魅力的な人を見たことがないのです。
あくまで僕の仮説ですが、合ってると確信しています。

【3】メディアが不安を煽りすぎ

この国では、子供が路頭に迷ったりホームレスになったりするようなことは、まず起こりません。
たとえ身内が1人もいなくても、国の税金によって子供は立派に育つようにできています。

大人だってそうです。
最悪の場合は生活保護という手があるし、仮に塀の中に入ったとしても、そこではすこぶる健康的な食事が振る舞われます。

にも関わらず、やれ老後資金は3,000万円必要だの、やれ子供を大学卒業させるまでには2,000万円必要だの、メディアは日々我々の不安を掻き立てるような煽り報道を垂れ流しています。

「独身男性が結婚するには最低でも年収600万円以上が必要」
みたいな報道もよくないですね。
ハッキリ言って、憤りを覚えます。

最近では、これら煽り記事のせいで、結婚自体を完全に諦める男性も増えてきています。
不安を煽らないと、視聴者・訪問者が集まらないのはわかりますが、少々やりすぎかと思います。

【4】恋愛の先生がいなさすぎ

恋愛の仕方を教える大人がいなさすぎるのも、晩婚化の大きな原因の1つになっていると考えます。
これは、現在の結婚適齢期の親世代の多くが、見合い結婚なのも無関係ではないでしょう。

たとえば中高年男女の親世代(団塊の世代)は、大半が見合い結婚です。
この世代は歴史上で唯一、恋愛をしていない世代でもあります。
経験していないものを教えられるハズがありません。

「お見合い結婚」という日本の高度経済成長期を下支えしていたシステムが、ここにきて大きな副作用を起こしているというワケなのです。

また昔は、どこの街にもナンパ師みたいな人がいて、週末になると後輩を誘っては夜の街に繰り出していましたが、最近ではそういう人は見かけません。
ガラスのハートを持つ若者世代の中には「ナンパ=カッコ悪い」と自己洗脳してしまっている人もいることでしょう。

【5】娯楽がありすぎ

スマホゲームなどのオンラインゲームをはじめとした娯楽の溢れすぎが晩婚化に繋がっていることは、間違いないでしょう。
家に1人でいても十分楽しいのなら、わざわざ自分が傷つくリスクを犯してまで外に出て、出会いを探しに行こうと思わないでしょう。

特に最近のゲームは「行動+報酬+モチベーション」の3つが緻密に計算されていて、誰もがハマるようにできています。
また、確実にドーパミンが出るよう難易度が調整されていたり、仲間の手前、なかなかやめられないようになっていたりと、確実にハマる仕掛けが、これでもかと施されています。

中には、プレイヤー同士がゲーム内で結婚したり、夫婦生活を送ったり、子育てをしたりもするそうで、それで満足してる人もいるそうです。
オジサンは、とてもじゃないけどついていけません(汗)

当たり前ですが、恋活・婚活の観点から見れば、ゲームは百害あって一利もないものです。
僕も、やったらたぶんハマるので、一切手を出さないようにしています。

【6】性格が謙虚すぎ

個人的には、結婚&子育てほど楽しいものはないと思っています。
少数派かもしれませんが僕は、「結婚して失敗したな~」と思ったことは、ただの一度もありません。
でも口に出さないだけで、僕と同じような考えの人は一定数はいるハズです。

しかし、実際の日本人が口にしていることと言えば
「子供の養育費がかさんでね~」
「嫁の機嫌をとるのが大変でね~」
「義理の兄弟の付き合いが多くて~」
みたいなことばっかりです。
要するに、結婚したことに対しての愚痴ですね。

「結婚はいいよ~」とか「子供は可愛いよ~」みたいに結婚を肯定してる発言をしてる人は、あまり見たことがありません。

テレビ番組にしても、「恐妻家特集」みたいなのばっかりで「愛妻家特集」みたいなのは殆ど見ません。
個人的には「恐妻家」という言葉自体もどうかと思いますが(汗)

この日本人独特の「結婚自慢をしない謙虚さ」も晩婚化の原因かと思います。
結婚している人は、もっと胸を張って結婚の良さをアピールしていただきたいと思います。

【7】Coming Soon…

Coming Soon…
只今執筆中です…もう少々お待ちください。

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