【図解解説】恋愛ホルモン事典

恋愛ホルモンを大量に分泌させてる美しい女性

ホルモンとは、体の至るところで作られ、精神や身体に様々な影響を与える化学物質のことです。
全部で100種類以上あると言われ、これらが混ざり合った「ホルモンカクテル」とよばれるものによって私たちの性格や言動は決定付けられています。

ここではその中でも特に「恋愛系」とよばれるものをピックアップし、初心者にもわかるように丁寧に解説しました。
自称「世界一わかりやすい恋愛ホルモン事典」です(笑)
ちなみに、ここで紹介しているホルモンはすべて、男女両方に分泌されています。

【1】テストステロン(Testosterone)

男性ホルモンの代表格。男を男たらしめるホルモン。
別名:愛と暴力のホルモン

精悍な顔立ち、逆三角形の体躯、運動に適した循環器系と呼吸器系、低い声、堅い皮膚、鋭い目つき、そして狩猟者としての闘争本能を作り上げる。
ただし多すぎると、超精力的、反社会的、非協調的な性格になりやすい。

性別が男性でも、胎児期にこれがしっかりと分泌されないと、心は女性(性同一性障害)になってしまう。
女性でこれが多い人は攻撃的・支配的な性格になる。
ちなみに職業別にみると、最もテストステロンが多いのはアメフトの選手、少ないのは牧師だそう。

テストステロンの多い男性芸能人 ラオウ、クリスティアーノロナウド、チャリーシーン、バダハリ

テストステロンの少ない男性芸能人 ガンジー、又吉直樹、いいひとの主人公、ペヨンジュン

【2】エストロゲン(Estrogen)

女性ホルモンの代表格。女を女たらしめるホルモン。
別名:史上最強の美容液

豊満な胸、くびれたウエスト、丸くて大きなお尻、サラサラの髪、プルプルの肌、高い声、分厚い唇、大きな目、協調性のある優しい心、そして一途な性格を作りあげる。

一般に美人だといわれている人は、これの分泌量が多い。
男性でもこれを注射すれば、胸も大きくなるし、声も高くなる。
男性で生来的にこれが多い人は、女々しい性格(いわゆる草食系)をしている。

エストロゲンの多い女性芸能人 マリリンモンロー、ローラ、綾瀬はるか、石原さとみ

【3】プロゲステロン(Progesterone)

女性の生理周期をコントロールしているホルモン。
別名:赤ちゃんのためのホルモン

女性に主に分泌されているホルモンで、妊娠しにくい時期(排卵から次の生理までの間)にドバドバ分泌される。

エストロゲンが表舞台の看板女優ならば、プロゲステロンは裏の舞台監督。
妊娠しない時期に女性の性欲を落とし、更には魅力まで落とすという事をやっているので、女性陣からは「ブスホルモン」「デブホルモン」などと嫌われ放題。
しかし、妊娠・出産に必要な準備を裏で着々とすすめている影の立役者。

男性にも微量ながら分泌されていて、これが多い人は性欲が低い。
実際にアメリカや韓国では、性犯罪者にこれを注射するという措置(化学的去勢)がとられている。

プロゲステロンは、妊娠しない時期に女性の魅力を落として、男性から誘われないようにしている

【4】ドーパミン(Dopamine)

人に快感を感じさせるホルモン。
別名:脳内麻薬

人も含め、すべての生物は、これを分泌させたいがために行動を起こすとまで言われている最強の快感物質。
「報酬系」とよばれているホルモンの大親分。
「気持ちいい」と感じている時は、ほぼこのホルモンが分泌されている。

「学習するホルモン」ともいわれ、一度でも快感を覚えた行動に再び人を駆り立てる。
酒・タバコ・性犯罪etc…「わかっちゃいるけどやめられない系」のものは、すべてこのホルモンの仕業。
麻薬は唯一、これを強制的に分泌させることができるシロモノ…だからやめられない。

行為別のドーパミン分泌量

【5】エンドルフィン(Endorphin)

多幸感・陶酔感をもたらすホルモン。
別名:ハピネスホルモン

ドーパミンが「爽快!」「快感!」という感情をもたらすのに対し、「なんだか気持ちいいな~」というやわらかな心地良さをもたらすのが、このエンドルフィン。

家族団らんでいる時、愛犬や赤ちゃんを抱っこしている時、イイ感じの温泉に入った時、本当に信頼できるパートナーに出会った時などに分泌される。
「天然の鎮痛剤」ともよばれ、その効果はモルヒネの6倍以上とも。

ストレスを和らげる効果や免疫力を高める効果も確認されており、多く分泌されると風邪などもあっという間に治る。
薬の効き目や病気の治るスピードにも大きく関係しているとされる。
身体が危機的状況に陥った時にも分泌されることで知られ、「ランナーズ・ハイ」はこのエンドルフィンの分泌によって起こる現象として有名。

エンドルフィンは家族の絆を深める役目も果たす

【6】PEA(Phenylethylamine)

恋愛系ホルモンの代表格。
別名:ときめき製造ホルモン

恋愛の初期段階で多く分泌されるホルモン。

性欲を高める、食欲を減退させる、眠気を吹き飛ばす、集中力を向上させる、などの効果をもたらす。
驚くべきことに、人はこれを分泌させてくれた相手を無条件で好きになってしまう。

恋愛系ホルモンの特攻隊長としても有名で、PEAの分泌を合図に他の様々な快感物質も連動して分泌される。
しかし、同じ異性に対しては4年で分泌されなくなると言われ、「トキメキは4年以上続かない」という格言の根拠にもなっている。

驚くべきことに、PEAの主成分は、覚醒剤とほぼ同じ。
このホルモンを脳内で出すために、人は恋愛に夢中になる。

PEAの主成分は、なんと覚醒剤と同じ

【7】アドレナリン(Adrenaline)

「興奮」した時に分泌されるホルモン。
別名:闘争ホルモン

好きな人に告白する時、別れ話を切り出された時、ギャンブルで大金を賭けた時、ケンカの時などに分泌される。

快感を高める作用があり、ギャンブル依存症にも深く関わっているとされる。
恋人と喧嘩をした後のエッチが燃えるのも、このホルモンの仕業。

呼吸を早める、血圧を上昇させる、集中力を高める、食欲を減退させる、脂肪を燃焼させる、などの効果もある。
「気持ちいい」時に分泌されるホルモンと思っている人が多いが、それは間違い。

アドレナリンは興奮した時に分泌される

【8】コルチゾール(Cortisol)

「不快」を感じた時に分泌されるホルモン。
別名:ストレスホルモン

人に不快感を与えるホルモンと思われているが、実はストレスと戦ってくれてるイイ奴。

五感を鈍らせる、海馬の機能を低下させる、食欲を増進させる、血糖値を上昇させる、などの作用がある。
恋人に暴力を振るわれた女性がすぐに元サヤに戻ってしまうのは、このホルモンによって痛みが和らげられ、暴力の事実も忘れてしまうから。

イヤな事を早く忘れさせてくれる効果があるが、頻繁に分泌されていると痴呆症のように物忘れが激しくなる。
過剰分泌による副作用としては、免疫力低下・うつ病・不妊症誘発という研究結果もあるので、長期間のストレスの溜め込みは、やはりよくないといえる。

二重人格の形成にも深く関わっているとされる、二重人格者と多重人格者

【9】セロトニン(Serotonin)

心を安定させてくれるホルモン。
別名:リラックスホルモン

心身共に安定した状態でいると、多く分泌される。

恋愛の初期段階では「ドーパミンが多くなり、セロトニンが少なくなる」ことが確認されている。
これによって「トキメキと不安」を同時に感じるようになる。

慢性的に不足すると常に不安感を覚えるようになり、うつ病などにもかかりやすくなると言われている。
メンタルクリニックでは、毎日多くの患者にこれの分泌を促す薬が処方される。

うつ病患者にはセロトニンの分泌を促す薬が処方される

【10】オキシトシン(Oxytocin)

人と人との絆を強めるホルモン。
別名:愛と信頼のホルモン

大好きな人とハグした時や、何かに感動した時などに分泌される。

「子宮内ホルモン」ともよばれ、出産時(陣痛時)にも大量に分泌される。
このホルモンがあるからこそ、自分の子供に莫大な愛情を注ぐようになると言われている。

無痛分娩や帝王切開の場合は、このホルモンの分泌が極端に減るので、子供に愛情を感じにくくなるといわれ、それによって夫婦仲も悪くなり、離婚率も高くなるというデータもあるほど。

永続性があるホルモンと言われ、人は一度これを分泌させてくれた相手を無条件で信じてしまう。
自分の子供を溺愛したり、恋人を全面的に信用したりするのも、このホルモンの仕業。
多く分泌されると、考え方が前向き(ポジティブ・シンキング)になるという特徴も。

陣痛を合図に大量のオキシトシンが分泌される

【11】バゾプレッシン(Vasopressin)

恋人同士の絆を強めるホルモン。
別名:浮気防止ホルモン

元々は、体内の水分バランスを調節するホルモンとして有名だったが、浮気防止にも一役買っていることが判明。
オキシトシンが「母親ホルモン」なら、バゾプレッシンは「父親ホルモン」の異名を持つ。

これが多い人(特に男性)は、1人の異性との結びつきを強く求め、より家庭的で、子供の世話もよくする「良きパパ」になると言われている。
反対に少ない人は、非家庭的、自己中心的で、結婚後も浮気を繰り返すような「ダメ親父」になる確率が高いという研究結果がある。

恋人にフラれた時に、引きずることが男性の方が多いのは、このホルモンの仕業。
尚、分泌量は遺伝でほぼ決まっていて、しかも一生を通じてあまり変わらないので、恋愛学者らは「浮気性は一生治らない」と口を揃える。

バソプレッシン オキシトシンが「ママホルモン」なら、バゾプレッシンは「パパホルモン」と言えます。

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